こんにちは。
今日は北陸瓦斯を見ていきます。
第172期第1四半期は22年4月~6月までの3ヶ月間です。
499日目
— モンエナ@企業分析 (@mon_ena1102) 2022年12月3日
北陸瓦斯株式会社(9537/ガス)
第172期第1四半期 #決算サマリー
○財務数値(累計/日本基準)
売上高 104億円→135億円(前年同期比+29.4%)
四半期純利益 4億円→6億円(同+65.7%)
総資産額 636億円→617億円
純資産額 507億円→510億円
自己資本比率 74.7%→77.5%
ざっと財務数値を見てみると増収増益ですね。
自己資本比率もこの業種にしてはかなり高い方だと思われます。
482日目
— モンエナ@企業分析 (@mon_ena1102) 2022年11月2日
広島ガス株式会社(9535/ガス)
第169期第1四半期 #決算サマリー
○財務数値(累計/日本基準)
売上高 182億円→208億円(前年同期比+14.5%)
四半期純利益 15億円→8億円(同△43.9%)
総資産額 1,238億円→1,339億円
純資産額 650億円→667億円
自己資本比率 50.0%→47.4%
455日目
— モンエナ@企業分析 (@mon_ena1102) 2022年9月28日
北海道瓦斯株式会社(9537/ガス)
第177期第1四半期 #決算サマリー
○財務数値(累計/日本基準)
売上高 255億円→328億円(前年同期比+28.6%)
四半期純利益 22億円→26億円(同+15.8%)
総資産額 1,604億円→1,516億円
純資産額 591億円→613億円
自己資本比率 35.6%→39.1%
参考までに競合他社を見てみると
広島ガスが50%程度、北海道瓦斯が40%弱といったところです。
ビジネスモデルや経営戦略などに違いはあるのでしょうか。
○業績
売上高104億円→135億円(前年同期比+29.4%)
営業利益 6億円→8億円(同+40.8%)
経常利益 6億円→10億円(同+51.3%)
四半期純利益 4億円→6億円(同+65.7%)
主要な数値を見てみると好調なことがわかります。
○業績予想
決算短信から通期の業績予想を見てみると
売上高628億円
営業利益8億円
経常利益11億円
当期純利益7億円となっています。
これは四半期ではなく通期の予想です。
売上高が通期予想の21.6%であり4分の1を下回っています。
一方各利益は通期予想の90%を超えておりほとんど達成できてしまっています。
つまり経営者の想定外の要因で大きな利益が発生したと言えるでしょう。
○損益分析
ではまず損益計算書を見ていきましょう。
前期 | 比率 | 当期 | 比率 | 増減額 | 増減率 | |
売上高 | 10,481,427 | 100.0% | 13,566,442 | 100.0% | 3,085,015 | 29.4% |
売上原価 | -4,960,791 | -47.3% | -7,836,800 | -57.8% | -2,876,009 | 58.0% |
売上総利益 | 5,520,636 | 52.7% | 5,729,642 | 42.2% | 209,006 | 3.8% |
販管費 | -4,907,268 | -46.8% | -4,865,979 | -35.9% | 41,289 | -0.8% |
営業利益 | 613,368 | 5.9% | 863,663 | 6.4% | 250,295 | 40.8% |
いつも通り(?)百分率損益計算書を作って見ました。
売上高+30.9億円
売上原価+28.8億円
販管費△0.4億円となっています。
増減率でみると売上高の増加以上に売上原価の増加率が高いですね。
これにより売上総利益率はどちらかというと下がっています。
売上総利益の増加率も3.8%と、
売上が大幅拡大した割には小さな成長となっています。
一方販管費は△0.8%と微妙に減少しています。
これも利益拡大に大きく貢献していますね。
○北海道瓦斯との比較
それでは競合他社である北海道瓦斯と比較をしてみましょう。
北陸瓦斯は先ほど述べたとおり自己資本比率がかなり高いです。
つまりこれまでの過去の利益をたくさん積み上げています。
内部留保の厚さに関して分析を始めると
いつまでたってもブログを更新できなさそうな気がするので
今日はざっとB/S、P/Lの違いを見比べるくらいに留めておきます。
どちらも北から始まる企業名なので混乱します。笑
比例縮尺図で両社を見比べてみると北陸瓦斯の特徴は
・自己資本比率が極めて高い。
・固定負債はほとんどゼロ。実質無借金経営を行っているのではないか?
・利益率は北海道瓦斯よりも低い。
・販管費率は相対的に高い。
・無形固定資産が割と多い。
といったところでしょうか。
無借金経営(推測)ならば財務の安全性は極めて高いものの資本効率は低くなってしまいます。
利益率もそれほど高くはないですね。
企業価値をどれくらい高められているのか、
次回は株式市場の評価なども見てみたら面白そうですね。
私のブログは利益率よりも回転率(つまり質より量)を重視しているのでちょっと中途半端ですが今日はここまでにしたいと思います!!