#509 京葉瓦斯 第138期第2四半期

こんにちは。モンエナです。

12月から少しずつ投稿ペース上がってます!!

いいですね!!!(自分で褒める)

 

今日は京葉瓦斯を扱います。

 

会計期間は22年1月~6月までの2四半期です。

 

 

サマリーをみると

・売上高が大幅増加しているにも関わらず四半期純利益はマイナス。

・自己資本比率はそこそこ高い。

・利益率はそこまで低くはなさそう。

 

ということがわかります。

1個目に関しては損益計算書の中身を吟味する必要がありそうですね。

 

 

○事業内容

事業内容に関してはざっくり

・ガス事業

・ガス副産物の製造、加工・販売

・熱/電気供給事業

・不動産の売買

など色々とやっていることがわかります。

 

www.keiyogas.co.jp

 

○比例縮尺図

 



今日も今日とて比例縮尺図を作ってみます。

この図からは

 

・利益率は低そうに見える。

・純資産はそこそこ大きい。

・純資産+固定負債で固定資産を賄うことができている。

→固定比率は100%を超えている。

・無形固定資産が少額計上されている。

・固定資産が圧倒的に大きい。

・流動資産と投資その他の資産が同じくらいの大きさである。

 

ということがわかります。

無形資産と投資その他の資産の中身は少し気になりますね。

 

○百分率損益計算書

  前期 構成比 当期 構成比 変化額 変化率
売上高 48,151 100.0% 61,909 100.0% 13,758 28.6%
売上原価 26,665 55.4% 40,675 65.7% 14,010 52.5%
売上総利益 21,486 44.6% 21,234 34.3% -252 -1.2%
販管費 17,562 36.5% 17,746 28.7% 184 1.0%
営業利益 3,924 8.1% 3,488 5.6% -436 -11.1%

 

百分率損益計算書は営業利益までしか算出していませんが

サマリーで出できた売上高が増えたのに純利益がマイナスになった

という話の説明がある程度できそうです。

 

この表からは

・売上高の増加以上に売上原価が増加したため売上総利益は減少した。

・ただ、売上高と売上原価の増加額がほとんど同じだったため大きな減少にはならなかった。

・販管費はそれほど変化しなかった。

・これらによって営業利益率は低下した。

 

以上のことがわかります。

やはり売上原価の増加が損益に大きな影響を与えていることがわかります。

この原因については決算短信の説明で見てみましょう。

 

○経営成績

・売上高はガス販売量の増加や原料費調整制度による販売単価の上方修正によりガス売上が増加したことなどから前年同期比+28.6%。

・売上原価はLNG等の原料価格上昇により+52.5%

・これにより営業利益は前年同期比△11.1%。

 

百分率損益計算書の中で出てきた売上原価の増加というのは

LNG等の原料価格上昇によって引き起こされたものだったんですね。

ってまあある程度予想通りか。

 

○財政状態

・資産は投資有価証券の増加などにより+9億円。

・純資産は利益剰余金の増加などにより+38億円。

 

です。特に面白いニュースはありません。

 

貸借対照表を見てみても特に面白いことはありません。

 

強いていうならば

・固定負債の退職給付に関わる負債が△19億円。

というところが少し気になりました。

 

損益計算書を見てみても特別損失として退職給付制度改定損というのが発生しています。

 

つまり当期で退職給付制度になんらかの改定があったことが

会計情報にも多少の影響を与えているということですが

ザ・財務会計って感じなんで特に触れません。

 

○マーケット情報

minkabu.jp

最後にマーケット情報です。

 

京葉瓦斯は決算マイナスインパクト銘柄としてランクインしてました。

下落率は1.23%です。まあめちゃくちゃ下がったわけでもないですね。

 

最近ある程度型通りに記事を書こうとしてます。

そうするとだいぶ書きやすくなってきました。

 

毎日やることを想定したブログではあるので続けやすさが大事ですね。

 

その会社のより深いところ、経営戦略だったり経営課題だったり

そういった話はまた違うコンテンツでいずれ書いて行こうかなと考えています。

 

それでは!