228日連続投稿!!
— モンエナ@企業分析 (@mon_ena1102) 2022年2月9日
株式会社商船三井(9104/海運)
売上高 9,285億円→7,316億円(前年同期比+26.9%)
四半期純利益 644億円→4,871億円(同+656.4%)
総資産額 2.1兆円→2.6兆円
純資産額 699億円→1.2兆円
自己資本比率 27.6%→41.4%
ここでTwitterの方の誤りに気づいたので訂正いたします。
前期末の純資産額は699億円でなく6,991億円でした。
桁を読み間違えました。恥ずかしい。泣
そして売上高も時系列が逆になってました。。。
7,316億円→9,285億円(前年同期比+26.9%)です。
なんでこんなに間違えてるんだろうか。
○業績
売上高7,316億円→9,295億円(前年同期比+26.9%)
営業利益 △10億円→424億円
経常利益 729億円→4,876億円(同+568.2%)
四半期純利益 644億円→4,871億円(同+656.4%)
総資産額 2.1兆円→2.6兆円(同+22.0%)
純資産額 6,991億円→1.2兆円(同+69.5%)
自己資本比率 27.6%→41.4%(同+13.8pt)
暴利を貪っております。笑
利益率は驚異の52.4%となっております。
以前川崎汽船の時ONEの話をしました。
本業で稼いだ利益というよりも持分適用会社であるONEが製品物流のセグメントで躍進したために経常利益等が伸びたという話でした。
#201 川崎汽船第154期第2四半期 - モンエナの企業分析ブログ
Ocean Network Expressの主要株主は
川崎汽船(31%)、商船三井(31%)、日本郵船(38%)
オーシャン ネットワーク エクスプレス ホールディングス - Wikipedia
となっています。
なのでONEの影響は商船三井の決算にも当然反映されます。
ということで川崎汽船と同様に本業はそうでもない可能性があります。笑
まずは本業の収益性を見てみましょう。
○本業の収益性
P/L項目の前年同四半期との比較をしてみます。
売上高 7,316億円→9,285億円(前年同期比+26.9%)
売上原価 6,697億円→8,185億円(同+22.2%)
販管費 630億円→675億円(同+7.2%)
営業利益 △10億円→424億円(+434億円)
営業利益率は4.6%です。
ONEの影響を除いても業績は大きく改善していると言えるでしょう。
同業であるNSユナイテッド海運の同時期の収益性を見てみましょう。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9110/tdnet/2074044/00.pdf
売上高 1,016億円→1,444億円(前年同期比+42.1%)
売上原価 930億円→1,201億円(同+29.0%)
一般管理費 41億円→42億円(同+0.4%)
営業利益 43億円→200億円(同+363.7%)
営業利益率は13.9%です。
この期間に限定すれば商船三井よりNSユナイテッドの方が収益性に優れていると言えます。
商船三井 | NSユナイテッド | |||
前期第3四半期 | 当期第3四半期 | 前期第3四半期 | 当期第3四半期 | |
売上高 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
売上原価 | -91.5% | -88.2% | -91.6% | -83.2% |
販管費 | -8.6% | -7.3% | -4.1% | -2.9% |
営業利益 | -0.1% | 4.6% | 4.3% | 13.9% |
持分法の投資損益 | 8.6% | 46.4% | 0.0% | 0.0% |
受取利息・配当金 | 1.4% | 1.3% | 0.1% | 0.1% |
事業利益 | 9.8% | 52.2% | 4.3% | 14.0% |
百分率損益計算書を作成して本業の収益性になぜ差が生まれたか分析します。
商船三井は売上原価が売上高に占める割合が
91.5%→88.2%と3.3ptしか変わっていませんが、
NSユナイテッドは91.6%→83.2%と8.4ptも減少しています。
またNSユナイテッドは販管費が両期間とも低く抑えられていることにより営業利益率が高くなっていることがわかります。
本業での稼ぎはNSユナイテッドの方が勝るものの
持分法の投資損益では商船三井が圧勝ですね。
売上原価の中身などもみた方が良さそうですが欲張ってしまうといつまでもブログが更新できないのでここまでで。笑