こんにちは。更新の頻度下がっていたのでがんばります。
っていつも言ってるような。。汗
214日連続投稿!
— モンエナ@企業分析 (@mon_ena1102) 2022年1月26日
日本電産株式会社(6594/電子部品・産業用電子機器)
第49期第1四半期 #決算サマリー
○財務数値(累計/ IFRS)
売上高 3,368億円→4,474億円(前年同期比+32.8%)
四半期利益 200億円→334億円(同66.8%)
資産合計 2.3兆円→2.3兆円
資本合計 1.1兆円→1.1兆円
自己資本比率 48.6%→48.7%
今日は日本を代表する電子部品メーカー、日本電産をみていきます。
M&Aに積極的なことでも有名ですね。
第1四半期というと去年の7月なのでかなり情報古くて恐縮ではありますが第2四半期、第3四半期もいずれ更新すると思うのでご容赦くださいませ。
○業績
売上高 3,368億円→4,474億円(前年同期比+32.8%)
営業利益 277億円→445億円(同+60.3%)
親会社の所有者に帰属する四半期利益 200億円→334億円(同+66.8%)
資産合計 2.3兆円→2.3兆円(同+1.1%)
資本合計 1.1兆円→1.1兆円(同+1.2%)
親会社所有者帰属持分比率 48.6%→48.7%(同+0.1pt)
増収増益です。いい感じですね。
まず売り上げ増加の要因を探っていきます。
売上高は全体で1,106億円増加です。
中でも車載用と家電・商業・産業用が大きく伸びています。
https://www.nidec.com/-/media/www-nidec-com/ir/library/earnings/2022/FY21Q1_1_jp.pdfより
○キャッシュフロー(当四半期累計)
キャッシュフローの主要数値を見てみましょう。
営業CF 230億円
投資CF △220億円
財務CF 10億円
となっています。
この数字から日本電産は積極的な財務戦略をとっているのではないかと推測できます。
※FCFは営業CFと投資CFを足したものです。
それではキャッシュフロー計算書の詳細を見てみます。
日本電産第49期第1四半期 決算短信より
まず目を引くのが減価償却費の大きさでしょう。
当四半期の四半期利益が334億円だったのに対し減価償却費等は250億円となっています。
また売上高の規模と比較してみると売上高は4,474億円、減価償却費は250億円なので売上高の5.5%を占めています。
この数字が大きいのかどうかについてですが同業他社であるキーエンスの22年3月期第3四半期の数値と比較してみましょう。
当四半期のキーエンスの売上高は累計で5,453億円、減価償却費は54億円です。
ただキーエンスは有形固定資産をあまり持っておらず(総資産に占める割合は1.1%ほど)参考にはならなさそうです。泣
(株)キーエンス第53期第3四半期 四半期報告書より
そこで業種別の売上高減価償却費率を計算してくれている素晴らしいサイトを見つけたので共有いたします。
日本電産はこのカテゴリの中では電気機器に該当すると思われます。
20年のデータでは業種平均は4.4%となっており特別日本電産の減価償却費が大きいというわけでもなさそうです。残念。
では投資キャッシュフローはどのような内訳になっているのかみてみましょう。
圧倒的に有形固定資産の取得額が大きいです。
ただ、有形固定資産の純増額が176億円であり、減価償却費に比べると小さくなっています。
有形固定資産の純増額/減価償却費=70.3%です。
減価償却とは有形固定資産の価値の減少を表しており、これを設備投資の金額が下回るということは投資に対して消極的だということもできます。
消極的というか設備投資に回す資金が足りなかったのだろうか?
数年間の推移を出してみないとなんとも言えませんが。汗
とりあえず今日はここまでにしたいと思います。
やっぱり毎日習慣的に文章を書いていないと何が伝えたいのかよくわからない文章になってしまいます。習慣大事。