山洋電気の第119期決算(21年3月度)が発表されました。
有価証券報告書から経営戦略など定性的な情報を調べていこうと思います。
まず事業内容は冷却ファン、電源機器、サーボモータなどの生産・販売を行っています。
セグメントは地域ごとに分けられており、
日本、北米、ヨーロッパ、東アジア、東南アジアの5つを報告セグメントとしています。
従業員の57.7%が日本、33.1%が東南アジアに割かれています。
経営理念は
「私たち山洋電気グループは、
すべての人々の幸せをめざし、
人々とともに夢を実現します。」
を掲げています。
2021年3月期を最終年度とした第8次中期経営計画においては
目的:グローバル企業をめざし、「世界のトップブランド」を構築する。
重要方針:
・新たな地域・新たな業界で市場を広げる。
・新たな夢を実現する製品を開発する。
・業界ナンバーワンの業務品質を目指す。
・環境の変化をチャンスに変える企業体質をつくる。
を掲げており、
重視すべき経営指標と目標値は
・フリーキャッシュフローを重視した経営をする。
・ROE(親会社所有者帰属持分当期利益率)8%以上を維持する。
を掲げています。
2021年4月から期間を5年とする第9次中期経営計画では
「受注の確保」と「損益分岐点の引き下げ」を軸とした業務品質の向上に取り組むそうです。
経営計画に対して実際どれくらいの成果を上げられたのか、
機会があれば分析してみたいと思います。